桜丘中学校・高等学校では、調べ学習やプレゼンテーションによる研究発表を取り入れた授業があります。
中学3年生の【知的創造プログラム】は、4月から医療問題について調べ学習をしてきました。数人によるグループに分かれ「臓器医療」「クローン技術」「延命治療」「遺伝子治療」といった医療技術や医療倫理を中心とした研究をし、グループによる発表を9月に行いました。
10月からは【知的創造プログラム】の総まとめとして探究論文を制作していきます。これは、今まで培った知識や技能を活用し、自分が興味関心をもつことに関してグローバルな視点で深く研究をし、論文形式で完成させる取り組みです。中学修了までに書き上げます。現在、中学1年生から準備をしてきた資料を基に総まとめを行っています。最優秀者は、3月開催の迎春祭でステージ発表を行います。
<【知的創造プログラム】「医療問題」の研究内容の一部抜粋>
遺伝子治療班は、「直接もしくは間接的に投与して治療効果を得ようとする治療法」など具体的に説明。延命治療班は、延命治療のメリット・デメリット、患者自身の考えや家族の思いなど道徳的な問題も提示した。臓器移植班は、国内で実際に臓器移植できたのが年間2,3%であることから、iPS細胞から移植できる臓器をつくり、移植を考える方が良いのではと、しめくくった。クローン技術班は、クローン技術も「複製」」「再生」「臓器移植用に作製」と分けることで、医学的な問題、倫理的な問題、宗教的な問題と新たに課題を見つけることができた。
<【探究論文】の研究タイトルの一部>
・「くだもの」の「色合い」と「味」には関係があるのか
・進化するパソコンとコンピューターウイルス
・コロナウイルスが蔓延する前の学校とその後の学校のあり方
・新型コロナウイルスと人間心理
・絶滅危惧種の動物の保護
<論文制作の様子>