6月の帰省期間の平日を利用して、3年生有志で津地方裁判所へ見学に行ってきました。梅雨時のあいにくの空模様でしたが、初めて裁判に触れるということもあり、生徒たちの足取りは軽やかに感じられました。
中学3年生では社会科公民分野で「司法権」を学習するとともに、特に本校では知的創造プログラムにおいて「法と正義」をテーマに研究・発表するので生徒たちの表情も真剣そのもので、すぐ目の前で繰り広げられる刑事裁判に釘付けになっていました。
法廷閉廷後には期せずして裁判官の方からご厚意で直接お話をうかがうこともでき、貴重な体験のみならず、法と正義に関するイメージを膨らませることができたようです。
参加した生徒からは「教科書で見るよりも実際に裁判所へ行くことで雰囲気もリアルに感じられました」「検察官、弁護士のやりとりがドラマとは違っていました」という感想もあり、まさに「法と正義」の最前線のひとつである裁判所で学んだものは想像以上に大きかったようで、帰り道は興奮した様子で話している生徒たちが印象的でした。
本校は「寮の学校」であるという利点を最大限生かして、今後も様々な形で体験的な学びの場を設けていきたいと考えております。